当社は、イスラエルのスタートアップ企業 EVR MOTORS Ltd.（以下EVR）と、従来の同性能モータの半分のサイズ、半分の重量とすることで低コストを実現したTS-RFPM（Trapezoidal Stator Radial Flux Permanent Magnet）モーターを日本で販売する契約を締結いたしました。

EVR社は、ユニークな台形ステーターラジアルフラックス永久磁石（TS-RFPM）モーターを開発。
（特許出願済み）
これにより、小型化、軽量化、低コストを実現し、お客様のご要望に合わせてカスタム対応も可能です。

EVR社は、二輪車及び三輪車向けモーターの開発にはじまり、そのポテンシャルの高さから、複数のモビリティアプリケーション向けに様々なモーターを開発しています。
現在、EVRはマイルドハイブリッド車（MHEVs）、ハイブリッド車（HEVs）、そして二次電池式電気自動車（BEVs）など、主に自動車分野向けにモーターを開発していますが、その核心的なモーターは、EVRのTS-RFPMの競争優位性から、他の産業分野からも注目されています。

今回の契約の一環として、当社は国内で培ってきた販売チャネルを活用し、EVRのモーターをフォークリフトのような産業車両、無人搬送車（AGV）、及び搭載クレーン、建設車両、農業機械及び大型芝刈り機、産業ロボット及び自動倉庫、小型船舶分野を含む複数の日本市場に向けてご紹介します。

当社は、イスラエル製モーターが日本市場で高い需要があると予測しており、EVR社との新たな協力関係を、将来に向けた重要な成長原動力と位置付けております。

EVR社のCEOであるOpher Doron氏は、「日本におけるツカサ電工㈱との契約は、EVR社にとって大きなビジネスチャンスの一つになるでしょう」と述べ、更に「EVR社は今まで主にEngineering 及び Napino Auto & Electrinics との戦略的通商契約を締結しましたが、他の産業分野におけるプレイヤーが弊社の高密度モーターに関心を寄せている中で、今回の日本進出によって更に多くの用途向けにモーターを開発し多様なマーケット分野に参入を図っていきます」と語っています。

この度、EVR社は、2022年10月26日～10月28日に開催される、日本の名古屋オートモーティブワールド　Automotive World show in Nagoya　でのモーター展示を予定しています。

●EVR MOTORS Ltd.について

現在の社長及びCOOである Eli Rozinsky と、Victor Kislev 及び Ruslan Shabinski によって設立されました。
同社のCEOは、元IAIの航空部門ゼネラルマネージャー Opher Doron であり、会長は元イスラエル防衛庁（MAFAT）の防衛 R &D ディレクターであり、ハイテク投資集団の Marius Nacht を率いる Ophir Shoham です。

・創業：2012年
・本社：Petah Tikva（Israel）
・URL：https://www.evr-motors.com/